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 今月26日から開幕するレスリングの全日本選手権(駒沢)に出場する、05年HERO’Sミドル級(70キロ)世界王者・山本“KID”徳郁(29)に対し、日本レスリング協会がKIDの両腕のタトゥー(入れ墨)を認めることが15日、明らかになった。
 11日に母校・山梨学院大で公開練習した際、KIDは「タトゥーを隠すか、隠さないかは分からない」と話したが、日本レスリング協会が協議した結果、ルール的に問題はないと決定。KIDにも伝え、判断については本人に任せるとした。
 KIDが参戦する男子フリー60キロ級が開催される28日は、警備員15人が場内に動員されることが決定。全日本選手権で警備態勢が敷かれるのは、03年に天皇、皇后両陛下が観戦されたとき以来、2度目。7年2カ月ぶりにアマチュアレスリングに復帰する格闘の“神の子”は、早くも周囲をヒートアップさせている。


 日本レスリング協会は29日の強化委員会で、北京五輪を目指してアマチュア復帰を表明したプロ格闘家の山本“KID”徳郁が、来年1月の全日本選手権フリースタイル60キロ級に協会推薦枠で出場することを承認した。
 全日本選手権は前年度大会、国体など主要大会の上位入賞者に出場資格が与えられる。山本は1999年の全日本選手権フリースタイル58キロ級2位など、過去の実績が評価された。山本は11月にニューヨークで行われる国際大会がアマ復帰初戦となる。



 1日まで中国の広州で行われたレスリングの世界選手権女子72キロ級で2位となった浜口京子(28=ジャパンビバレッジ)が3日、東京・北区の国立スポーツ科学センターで検査を受け、鼻骨骨折で全治1カ月と診断された。浜口は決勝戦で相手の頭を鼻に受け負傷した。12月のドーハ・アジア大会の出場に支障はなく、「いい休養になる。アジア大会では結果を出して、北京五輪に弾みをつけたい」と話した。
(スポーツニッポン) - 10月4日6時4分更新
レスリングの世界選手権最終日は1日、中国広東省の広州で女子の3階級が行われ、63キロ級で五輪も含め5年連続世界一を狙う伊調馨(中京女大)は、順当に決勝へ進んだ。

 3大会ぶり、女子最多タイとなる通算6度目の王座を目指す72キロ級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)も決勝に進出。

 67キロ級の坂本襟(ワァークス)は準々決勝で敗れたが、敗者復活戦に回った。

 日本女子は前日までの4階級をすべて制している。
(読売新聞) - 10月1日17時24分更新
レスリングの世界選手権第6日は30日、中国広東省の広州で、女子の3階級が行われ、アテネ五輪金メダリストで大会4連覇を狙う55キロ級の吉田沙保里選手(綜合警備保障)が、準決勝で、イダ・カールソン(スウェーデン)を2―0の判定で下し、決勝に進出した。

 吉田選手の国際大会での連勝記録は100となった。

 日本レスリング協会によると、連勝は1996年、初めて参加したジュニアの下のクラスのカデット大会で始まり、過去、外国人選手には一度も負けていない。今年5月に日本で開催されたワールドカップで、連勝記録を96まで伸ばしていた。

 吉田沙保里選手「記録は意識せず、勝つことだけを考えた。自信にはなるが、満足せず行けるところまで行きたい」
(読売新聞) - 9月30日14時42分更新
レスリング世界選手権第3日目が27日、中国・広州の天河体育館で行われ、フリースタイル60キロ級の高塚紀行(日大)が銅メダルを獲得した。世界選手権で日本男子勢のメダルは、2003年の池松和彦(当時・日体大助手)の銅メダル以来3年ぶり。

 高塚は世界選手権初出場だったが、初戦から動きが良く、2000年世界ジュニア王者のアビル・イブラギモフ(アゼルバイジャン)にストレート勝ち。2回戦では2005年欧州2位のディディエル・パイス(フランス)にピリオド数2−1で勝利を収めた。
 「一番苦しかった」と高塚が振り返った準々決勝。相手はハンガリーのジェルゴ・ウスレル。高塚は思い切ってタックルに入ろうとするが、ウスレルの長い手足に阻まれる。一方のウスレルも攻め手を欠き、ともにコイントスでピリオド数1−1で第3ピリオドを迎える。開始早々タックルで1点を取ったが、ラスト30秒で相手の捨て身技で1失点。現行ルールでは同点だと点数を後に取ったほうが優勢となるため、高塚のメダルの望みは断たれたかに見えた。しかし高塚はあきらめていなかった。残り3秒でなんとかバックを奪い、2−1で勝利。メダルをかけて準決勝へ進出を決めた。

 だが、この時、高塚の体に異変が起きていた。準々決勝で左ひざの裏を痛めてしまったのだ。さらに「疲労が出てしまって気持ちが弱くなってしまった」と3回戦までのアグレッシブな動きが見えない。準決勝では攻撃も単発になり、ストレートで敗退してしまった。

 準決勝で敗れても3位決定戦があり、まだメダルへの望みは残されている。しかし高塚のセコンドに付いた富山英明総監督は大激怒。「初出場で準決勝進出ということで少し満足した表情をしていた。だから気合を入れなおさねば」と3位決定戦まで気持ちを切り替えるようにゲキを飛ばした。高塚はそれに応えて2005年の欧州王者バシル・フェドロシン(ウクライナ)との3位決定戦で一度も下がることなく、ストレート勝ち。日本男子勢に3年ぶりとなる世界選手権のメダルをもたらした。大学3年生の若さで世界の表彰台に立った高塚は、「メダルを獲らないと(出場した)意味がないと思っていた。メダルを獲れて非常に自信になった」とうれしさを爆発させた。

 高塚のフリー60キロ級は国内でも屈指の激戦区。国内選考を勝ち抜くことは、世界で勝つことと同じくらい至難と見られている。7月にはプロ格闘家の山本“KID”郁徳のアマチュア復帰も発表され、全日本王者の高塚は、KIDのライバルとして多方面で注目を浴びていた。しかし、8月の全日本学生選手権では腰痛の影響から、決勝で2005年の世界選手権代表・湯元健一(日体大)に敗れて準優勝。調整不足が懸念されたが、そこはきっちり世界選手権に照準を合わせてきた。

 調子が下降気味だった8月下旬、「(全日本王者でも)自分はまだまだなので、KID選手やほかの選手をどうこう言う権利はないです」と、KIDのアマチュア復帰に対して、控えめにコメントしていた高塚。
 だが世界の表彰台を経験し、「五輪は自分の中で一番大きな大会」と北京五輪代表を意識するコメントも飛び出した。来年の世界選手権で表彰台に上がれば、北京五輪の代表がほぼ確定する。そのためにも国内大会ではもう負けられない。
 「メダル獲得でおごらないで、常に練習をしっかりやりたい」
 更なる進化を誓う高塚が、KIDらの挑戦を押しのけて北京五輪まで走り抜ける。
(スポーツナビ) - 9月28日5時10分更新
 女子レスリングの吉田沙保里(23)=綜合警備保障=が30日に行われる世界選手権(中国・広州)の女子55キロ級で国際大会100連勝に挑む。吉田は津市(旧一志町)出身。男子顔負けの鋭いタックルが持ち味で、今大会では自身の4連覇もかかっている。【村社拓信】
 吉田は5月に名古屋市で行われたワールドカップ(W杯)で、1996年から続けている国際大会での連勝を女子最多の96に伸ばした。五輪開催年以外は毎年行われる世界選手権は予選と決勝があり、今回も順調ならば4勝以上は確実で、100連勝の大台に到達する。今月21日に東京都内で行われた公開練習では「自分との戦い。100%の力を出せれば勝てると思う」と自信を見せた。
 吉田は3歳から自宅の道場で元日本王者の父栄勝さん(54)の指導を受けた。13歳で初めて国際大会に出場したころは「外国人選手は体が大きく、怖かった」と振り返るが、01年の全日本選手権56キロ級準決勝で山本聖子に敗れた以降は国内でも負け知らずだ。相手の懐に素早く入り、一気に攻め込むタックルで04年アテネ五輪では金メダルを獲得した。
 ロシア、カナダなど世界の強豪は「打倒吉田」を掲げて研究している。吉田は「世界選手権では過去に対戦した相手が多く、お互いにやりづらい」と話す。しかし「タックルに入る前の崩し技や片足タックルを取り入れた。いろいろな技を組み合わせてタックルに入れば、相手も分からない」と、新たな戦法を身につけた。
 レスリングの連勝記録としては、1976年モントリオール五輪で優勝した高田裕司(現山梨学院大教授)が73年から78年の世界選手権で敗れるまで88連勝した。外国人では、アレクサンダー・カレリン(ロシア)が88年から2000年シドニー五輪の決勝で敗れるまで13年間、無敗を続けた。
 他競技では、柔道の山下泰裕(現東海大教授)が203連勝、女子柔道の谷亮子(トヨタ自動車)が84連勝。団体競技では、日体大水球部が21年間で376連勝を記録したことがある。
 吉田は08年北京五輪まで連勝記録を伸ばし、再び金メダルを手にすることを目標にしている。「外国人選手も力をつけてきた。相手に守られるとやりづらい。自分から攻めないといけない」と積極的に戦うつもりだ。
(毎日新聞) - 9月27日15時16分更新