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阪神が、井川慶投手(27)が希望するポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍の容認へ動くことが30日、明らかになった。31日には1回目の契約交渉が行われる。その席で井川側から正式に要望が出される。一気に合意する可能性は低いが、その後も話し合いを重ね、11月中にもメジャー移籍が認められる方向だ。
 03年オフから訴え続けてきた井川の『夢』がついにかないそうだ。これまでポスティング制度による移籍を認めなかった球団に変化がみられた。
 「5年連続2ケタ勝利で、200イニングも投げられる投手はほかにいない」と突っぱねてきた球団サイドも本人のモチベーションを考えれば、これ以上、引き留めることは得策ではないと判断した。
 容認できない理由のひとつに戦力面でのダウンがあった。しかし、井川がメジャー移籍を訴えて以降、03年の筒井を皮切りに、04年・能見、05年・岩田、今年も大阪ガスの小嶋の希望枠による獲得が決定的となった。4年連続ドラフト最上位で左腕を獲得したことに加えて、ハワイ・ウインターリーグに能見、江草を派遣。秋季キャンプでも中村泰、筒井と若手左腕の育成に全力を傾けている。
 さらにFAの目玉でもある広島・黒田が権利を行使すれば、獲得へ動きだす準備も整っている。穴は“埋まる”と判断した。
 31日には主力選手としては異例の早さで契約更改が行われる。日米野球に向けてこの日も鳴尾浜などで汗を流した井川は「すべては交渉の席で話します」と明言を避けた。
 ここで一気に容認となれば、ファンの理解を得るのは難しい。1回目は井川サイドからの要望を聞くことのみに終始し、2回目以降に決着を見いだすことになりそうだ。
 球団としては来季編成面に影響する問題。早期の決着を望んでおり、早ければ11月中にメジャー移籍容認となる公算が大きくなった。
(デイリースポーツ) - 10月31日10時47分更新