逃げる白鵬、追いかける朝青龍、と書くと、「名前が逆じゃないのか」と思われるかもしれないが、この“逆転レース”が九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で大詰めを迎える。
1年納めの九州場所は、さまざまな記録の集大成の場所でもある。中でも注目を集めているのが年間最多勝争い。昨年は朝青龍が昭和53年に北の湖(現理事長)が作った82勝の史上最多記録を2つも上回る84勝の新記録を樹立。合わせて年間完全制覇、7連続優勝と3つもの史上新記録も作り、千秋楽の夜、付け人たちと高級クラブでドンペリをなんと60本も開け、最後は店側が用意したお祝いのケーキを投げあって店中をベトベトに汚して、酒代、店内のクリーニング代、しめて300万円という大豪遊をしている。
ところが、今年は夏場所、右ひじを痛めて3日目から休場したのがたたり、3場所で優勝しているものの、ここまで52勝。先場所、失速して綱取りが白紙になったとはいえ、それまで4場所連続して13勝以上しているトップの白鵬に9勝も引き離されている。これをひっくり返すのは大変だ。
このまま白鵬が逃げ切れば、平成14年の朝青龍以来、大関が格上の横綱を出し抜いて最多勝に輝き、ここでも連覇中だった朝青龍の記録が「4」で途切れる。朝青龍にとっては、先場所、白鵬が痛めて失速した右ひざの不調を願うしかない。
その白鵬のひざ、先週も、都内の体育館で十両の龍皇らと元気にバスケットボールをするまで回復。「もう痛みはほとんどない。九州でもう一度、綱取りのチャンスをつかみ直すよ」と白鵬は笑顔を見せていた。さあ、朝青龍の奇跡の追い上げがなるか。
(夕刊フジ) - 10月31日17時1分更新
1年納めの九州場所は、さまざまな記録の集大成の場所でもある。中でも注目を集めているのが年間最多勝争い。昨年は朝青龍が昭和53年に北の湖(現理事長)が作った82勝の史上最多記録を2つも上回る84勝の新記録を樹立。合わせて年間完全制覇、7連続優勝と3つもの史上新記録も作り、千秋楽の夜、付け人たちと高級クラブでドンペリをなんと60本も開け、最後は店側が用意したお祝いのケーキを投げあって店中をベトベトに汚して、酒代、店内のクリーニング代、しめて300万円という大豪遊をしている。
ところが、今年は夏場所、右ひじを痛めて3日目から休場したのがたたり、3場所で優勝しているものの、ここまで52勝。先場所、失速して綱取りが白紙になったとはいえ、それまで4場所連続して13勝以上しているトップの白鵬に9勝も引き離されている。これをひっくり返すのは大変だ。
このまま白鵬が逃げ切れば、平成14年の朝青龍以来、大関が格上の横綱を出し抜いて最多勝に輝き、ここでも連覇中だった朝青龍の記録が「4」で途切れる。朝青龍にとっては、先場所、白鵬が痛めて失速した右ひざの不調を願うしかない。
その白鵬のひざ、先週も、都内の体育館で十両の龍皇らと元気にバスケットボールをするまで回復。「もう痛みはほとんどない。九州でもう一度、綱取りのチャンスをつかみ直すよ」と白鵬は笑顔を見せていた。さあ、朝青龍の奇跡の追い上げがなるか。
(夕刊フジ) - 10月31日17時1分更新