カージナルスを24年ぶりのワールドシリーズ制覇に導いたトニー・ラルーサ監督(61)。不調を乗り越え、頂点を極めた手腕は高く評価されているが、実は今季終了後の監督引退を示唆したことも。大リーグ歴代3位の通算2297勝を挙げても、さらに勝つことに苦しんだ名将の姿がある。
弁護士資格を持ち、法律事務所のように整理された監督室で、理路整然と采配を組み立てる知将。試合では熱く燃え、スーパーサブの田口壮外野手にも気をつかう人情派。美人妻と2人の娘、プライベートでは動物愛護活動…、絵に描いたような名監督だ。
そのラルーサ監督が契約半ばで引退をほのめかしたのはシーズン終盤。新球場設立で優勝を義務づけられたチームを率いながら、連敗に苦しみ、83勝で何とか地区優勝。
“野球天国”セントルイスのファンの目は厳しく、負けが込めば監督交代の声。名将と呼ばれながら地元では絶対的な人気とは言い切れない立場。プレッシャーは計り知れず、カージナルス歴代監督最多勝記録1041勝まで64勝と迫っていることから、「自分がこの記録を抜く資格はないのではないか」と思い悩んでいたそうだ。
のどから手が出そうなほど欲しい世界一のタイトル。一昨年Wシリーズでレッドソックスに敗退した際には目からあふれるものを抑え切れなかった姿が印象的だった。
しかし、今シリーズでタイガースのロジャーズ投手の不正投球疑惑が持ち上がった際、「戦いの美というものがあると信じている」というラルーサ監督のフェアプレーを訴える姿勢がファンの共感を呼んだ。
29日にセントルイス市内で行われたパレードでは、続投の意思を固めて出席した。すっかり地元ファンの人気者になった田口を引き合いに「オレは個人的にソウの親友なんだから(オレのことも応援してくれよ)」と冗談交じりに挨拶した。
歴代監督2人目の両リーグでのWシリーズ制覇を果たし、もう1つ勲章が加わったラルーサ監督。大リーグ史に残る名将の活躍はまだ続く。
(夕刊フジ) - 10月31日17時1分更新
弁護士資格を持ち、法律事務所のように整理された監督室で、理路整然と采配を組み立てる知将。試合では熱く燃え、スーパーサブの田口壮外野手にも気をつかう人情派。美人妻と2人の娘、プライベートでは動物愛護活動…、絵に描いたような名監督だ。
そのラルーサ監督が契約半ばで引退をほのめかしたのはシーズン終盤。新球場設立で優勝を義務づけられたチームを率いながら、連敗に苦しみ、83勝で何とか地区優勝。
“野球天国”セントルイスのファンの目は厳しく、負けが込めば監督交代の声。名将と呼ばれながら地元では絶対的な人気とは言い切れない立場。プレッシャーは計り知れず、カージナルス歴代監督最多勝記録1041勝まで64勝と迫っていることから、「自分がこの記録を抜く資格はないのではないか」と思い悩んでいたそうだ。
のどから手が出そうなほど欲しい世界一のタイトル。一昨年Wシリーズでレッドソックスに敗退した際には目からあふれるものを抑え切れなかった姿が印象的だった。
しかし、今シリーズでタイガースのロジャーズ投手の不正投球疑惑が持ち上がった際、「戦いの美というものがあると信じている」というラルーサ監督のフェアプレーを訴える姿勢がファンの共感を呼んだ。
29日にセントルイス市内で行われたパレードでは、続投の意思を固めて出席した。すっかり地元ファンの人気者になった田口を引き合いに「オレは個人的にソウの親友なんだから(オレのことも応援してくれよ)」と冗談交じりに挨拶した。
歴代監督2人目の両リーグでのWシリーズ制覇を果たし、もう1つ勲章が加わったラルーサ監督。大リーグ史に残る名将の活躍はまだ続く。
(夕刊フジ) - 10月31日17時1分更新