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 ゴルフの米女子ツアーに参戦していた宮里藍が帰国、国内ツアーで快進撃を続けている。ここまで5試合に出場し優勝2回、ほか3試合も最終日まで優勝争いを演じている。日本ツアーでみせる強さの秘訣(ひけつ)は何だろうか。(運動部 戸谷真美)
 ■メンタル面の成長
 宮里は、今季国内公式戦第1戦、日本女子プロゴルフ選手権(9月7−10日、北海道・ニドムクラシックC)から国内ツアーに復帰。帰国初戦は、2位に3打差の見事な成績で優勝を飾った。宮里の渡米後、国内ツアーでそれまで5勝を挙げ、賞金女王争いでトップをいく大山志保、6年連続賞金女王の不動裕理らが、万全の状態ではなかったことを考えても、悪天候の中での集中力が光った。
 米国から帰国した際、約7カ月間の米ツアーの経験で「何が一番成長したか?」と問われた宮里は「精神面が一番大きいと思う。それがゴルフには一番必要ですから」と答えた。
 首位で迎えた最終日、2番ホールで第1打を林に入れるというトラブルにも動じず、最後まで冷静なプレーを披露。2戦目のミヤギテレビ杯ダンロップ女子(9月22−24日、宮城・利府GC)では、疲労による大腸炎に悩まされながら、帰国後2連勝を飾った。
 ■激しい競争の中で
 重圧に負けない精神力。それを磨いたのは、米ツアーならではの競争の激しさだろう。
 世界ランク1位のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は、勝負どころと見極めた局面では、顔つきが変わるほどの闘争心を見せる。今季米ツアーで9勝を挙げている韓国勢の多くは家族を帯同しており、「家族の面倒をみなければいけない」という責任感から、彼女たちは勝利に対して強烈なまでの貪欲(どんよく)さを示す。
 メジャー大会の全米女子プロ選手権での3位をはじめ、言葉や環境の違いを越え「1打の重み」を学んだ。だが、宮里の頼もしさは、1ラウンドごとに自分なりの目標スコアを立て、それを達成することに全力投球するプレースタイル。それは米国でも、帰国してからも変わってはいない。
 ■抜群の安定感
 10月初旬、国内メジャー第2戦・日本女子オープン(大阪・茨木CC)は、米ツアーから特別参加した張晶(韓国)には及ばず3位、2週間後の富士通レディース(千葉・東急セブンハンドレッドC)では全美貞(韓国)に1打及ばず2位。連覇がかかった樋口久子IDC大塚家具レディース(埼玉・武蔵丘GC)では、初日10位と出遅れたものの、2日目にはベストスコアの66をマークして2位に浮上。最終的に4位タイに終わったが、福嶋晃子や横峯さくらと激しい優勝争いを演じてみせた。
 わずか5戦で4836万円を獲得し、賞金ランキングベストテンの9位に入る抜群の安定感。米国が1年目だったのに比べ、国内のコースには慣れているという事情はあるだろう。だが、グリーン周りの小技の向上や、左手を下に構えるクロスハンドを取り入れたことで、ボールの回転が良くなり、パッティングが安定したことなど、技術の向上が大きい。
 次は日米ツアーを兼ねて行われるミズノ・クラシック(11月3−5日、三重・賢島CC)。「下半身の動きを再チェックして、ショットの精度を上げたい。ショットの精度が上がれば優勝の確率も上がると思います」。残り少ないシーズン、藍ちゃんのさらなる活躍が楽しみだ。
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 ≪宮里藍の今季日本ツアー成績≫
月    大 会 名      順位 成績
9  日本女子プロ選手権    優勝(−6)
   ミヤギテレビ杯ダンロップ 優勝(−2)
   日本女子オープン     3位(−3)
10 富士通レディース     2位(−5)
   樋口久子IDC大塚家具レ 4位(−5)
   ディース
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<産経新聞>