プロボクシングWBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守(32)=金沢=が、5日、本紙の電話での取材に対し、総合格闘技「PRIDE」からのオファーを受けることを初めて明らかにした。徳山は、6日に行われる日本ボクシングコミッション(JBC)からの事情聴取で、PRIDE転向の意思を正式に伝える意向。王座の返上は免れず、事実上の引退となる。国内歴代3位の8度連続防衛を誇る名王者が、ついに進退に結論を出した。
腹は決まった。WBCからの指導を受け、事情聴取に乗り出したJBCの安河内剛事務局長との会談を前に、徳山が沈黙を破った。PRIDEとの交渉について「オファーがあったのは事実」と初めて認めた。「(PRIDEに)出るとか出ないとか、言い分はある。それを伝えたい」と語った。「もう決めているのか?」という問いに「もちろん」とキッパリ言い切った。
進退が宙に浮いたままの名王者に、PRIDEは早い段階から接触していた。12月31日、「PRIDE男祭り2006」での参戦オファー。対戦候補である五味隆典(28)の実力も申し分ない。セコンドのメンバーなど、詳細も固まっており、別のリングへ移る環境は整った。
紆(う)余曲折があった。2月27日。“ラストマッチ”と銘打たれた初防衛戦で、12回判定勝ち。だが、試合後のリング上では「WBCのスーパーフライ級を卒業する」との表現にとどめ、現役続行か否かで揺れ続けた。それから、既に8か月が経過した。
2日のWBC総会(クロアチア)で、事態は急転した。ホセ・スライマン会長が、立場を明確にしない徳山に対し「事情を聴取するように」と、JBCに指導。WBCトップからの“強制捜査”によって、態度を明確にするリミットが設けられた。安河内事務局長は、6日午後にも大阪市内で徳山と会談。リングを変えて、徳山が新たな戦いに挑むことは間違いない。
◆徳山 昌守(とくやま・まさもり)1974年9月17日、東京・大田区生まれ。32歳。国籍は北朝鮮で、本名は洪昌守(ホン・チャンス)。94年9月、グリーンツダジムからプロデビュー。96年2月、金沢ジムに移籍。99年9月、東洋太平洋Sフライ級王座獲得。2000年8月、WBC世界同級王座獲得。8度防衛し、04年6月に陥落。05年7月18日、同級王座奪還。1度防衛。身長171センチの右ボクサー。
(スポーツ報知) - 11月6日11時53分更新
腹は決まった。WBCからの指導を受け、事情聴取に乗り出したJBCの安河内剛事務局長との会談を前に、徳山が沈黙を破った。PRIDEとの交渉について「オファーがあったのは事実」と初めて認めた。「(PRIDEに)出るとか出ないとか、言い分はある。それを伝えたい」と語った。「もう決めているのか?」という問いに「もちろん」とキッパリ言い切った。
進退が宙に浮いたままの名王者に、PRIDEは早い段階から接触していた。12月31日、「PRIDE男祭り2006」での参戦オファー。対戦候補である五味隆典(28)の実力も申し分ない。セコンドのメンバーなど、詳細も固まっており、別のリングへ移る環境は整った。
紆(う)余曲折があった。2月27日。“ラストマッチ”と銘打たれた初防衛戦で、12回判定勝ち。だが、試合後のリング上では「WBCのスーパーフライ級を卒業する」との表現にとどめ、現役続行か否かで揺れ続けた。それから、既に8か月が経過した。
2日のWBC総会(クロアチア)で、事態は急転した。ホセ・スライマン会長が、立場を明確にしない徳山に対し「事情を聴取するように」と、JBCに指導。WBCトップからの“強制捜査”によって、態度を明確にするリミットが設けられた。安河内事務局長は、6日午後にも大阪市内で徳山と会談。リングを変えて、徳山が新たな戦いに挑むことは間違いない。
◆徳山 昌守(とくやま・まさもり)1974年9月17日、東京・大田区生まれ。32歳。国籍は北朝鮮で、本名は洪昌守(ホン・チャンス)。94年9月、グリーンツダジムからプロデビュー。96年2月、金沢ジムに移籍。99年9月、東洋太平洋Sフライ級王座獲得。2000年8月、WBC世界同級王座獲得。8度防衛し、04年6月に陥落。05年7月18日、同級王座奪還。1度防衛。身長171センチの右ボクサー。
(スポーツ報知) - 11月6日11時53分更新