プロ野球西武は15日、ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ移籍を目指していた松坂大輔投手(26)の最高応札額を受諾したと発表、落札球団はボストン・レッドソックスと明らかにした。金額は約5111万ドル(約60億円)と、破格で同制度の史上最高額となった。
球団の太田秀和社長兼オーナー代行が午前10時から球団事務所(埼玉県所沢市)で会見した。太田社長は「松坂が10歳のころからの夢と言っていた。ついにかなうことを期待している」と今後の交渉に期待。松坂には会見直前に電話し、落札球団と金額を伝えると「うれしいです」と喜んでいたという。
落札金額は、「5111万1111ドル11セント」と「1」が並んだ。イチロー外野手(マリナーズ)の約14億円、石井一久投手(ヤクルト)約15億3000万円を大幅に上回ったことには、「最大限の評価をいただけた」と満足感を示した。
西武の受諾により、レッドソックスは松坂と30日間の独占交渉権を獲得。年俸などの交渉がまとまれば、西武に入札金が支払われ、移籍が成立する。
レッドソックスは2004年にワールドシリーズを制覇した強豪チーム。アメリカンリーグ東地区で、松井秀喜外野手の所属するヤンキースとは宿命ともいえるライバル関係にあり、松井との海を越えた“怪物対決”が実現する。
松坂は15日夕方に渡米し、球団の施設などを視察する予定。代理人契約したスコット・ボラス氏が契約金額や年俸など細部の交渉に入るが、“凄腕”と評されるボラス氏の手腕にも注目が集まる。
◇
ヤンキース・松井秀喜外野手の話 「松坂投手がレッドソックスに入団すれば、同じ地区なので対戦が多くなる。いい対戦ができればいいですね。両チームのライバル関係の中で戦えば、日本の大リーグファンの方々にも楽しんでいただけると思う」(共同)
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■RソックスGM、「興奮している」
【ニューヨーク=長戸雅子】米大リーグのレッドソックスが西武の松坂大輔投手の独占交渉権を獲得したことは日米同時発表となった。フロリダからの報道によると、大リーグ各チームのゼネラルマネジャー(GM)が集結したGM会議の会場(同州ネープルズ)で、レッドソックスのエプスタインGM(32)が記者会見し、「落札できてうれしい。とても興奮している」と語った。
松坂の入札は米メディアも連日大きく取り上げた。大リーグ機構が厳重な箝口(かんこう)令を敷き、提示された金額や球団名はこの日まで伏せられていた。スポーツ専門チャンネルESPNが10日、レ軍が落札した可能性があると報じ、13日にもレ軍が4200万ドル(約49億円)の最高額で落札したと伝えた。
さらに、ニューヨークのデーリー・ニュース紙は14日付で、元西武で現在は解説者を務めるデストラーデ氏が「レ軍の応札額は5000万ドルを超えている」と米ラジオで発言していたことを紹介していた。
実際はそれに近い5111万ドルという落札金額となった。だが、米国ではこの金額については発表されず、日本の記者から、この金額を聞いた米国の報道陣からは、「とんでもない」と驚嘆の声が上がった。破格の金額の背景には、レ軍の投手力が弱体化し、特に先発投手の補強に迫られていることがある。
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【プロフィル】松坂大輔
まつざか・だいすけ 1998(平成10)年に神奈川・横浜高のエースとしてチームを甲子園大会の春夏連覇に導き、夏の決勝では無安打無得点試合を達成した。ドラフト1位で99年に西武入団。150キロを超える快速球と鋭いスライダーを武器に1年目に16勝。新人王となったこのシーズンから3年連続で最多勝に輝いた。日本代表としてはアテネ五輪で銅メダル獲得に貢献。初代王者となった今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では最優秀選手(MVP)に選ばれた。プロ8年の通算成績は204試合108勝60敗1セーブ。防御率2・95。東京都出身。26歳。
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【プロフィル】レッドソックス
ア・リーグが創設された1901年に誕生。本拠地はボストンのフェンウェイ・パークで、現存する中では最古の大リーグ球場。今季は東地区の3位でプレーオフ進出を逃した。同じア・リーグ東地区のヤンキースとは人気を二分するライバル同士。最後の4割打者テッド・ウィリアムズや、500勝投手サイ・ヤング、投手としても活躍したベーブ・ルースら多くの名選手がプレーした。
だが、ルースをヤンキースにトレードした後、ヤンキースの成績が伸び始めると、レッドソックスの成績は伸び悩んだ。長らくワールドシリーズ(WS)制覇から見放され、「バンビーノ(ルースの愛称)ののろい」と言われたが、2004年に86年ぶり6度目のWS優勝を果たした。日本人では野茂英雄投手が01年に所属し、無安打無得点を達成。大家友和投手が所属したこともある。
(産経新聞) - 11月15日16時38分更新




球団の太田秀和社長兼オーナー代行が午前10時から球団事務所(埼玉県所沢市)で会見した。太田社長は「松坂が10歳のころからの夢と言っていた。ついにかなうことを期待している」と今後の交渉に期待。松坂には会見直前に電話し、落札球団と金額を伝えると「うれしいです」と喜んでいたという。
落札金額は、「5111万1111ドル11セント」と「1」が並んだ。イチロー外野手(マリナーズ)の約14億円、石井一久投手(ヤクルト)約15億3000万円を大幅に上回ったことには、「最大限の評価をいただけた」と満足感を示した。
西武の受諾により、レッドソックスは松坂と30日間の独占交渉権を獲得。年俸などの交渉がまとまれば、西武に入札金が支払われ、移籍が成立する。
レッドソックスは2004年にワールドシリーズを制覇した強豪チーム。アメリカンリーグ東地区で、松井秀喜外野手の所属するヤンキースとは宿命ともいえるライバル関係にあり、松井との海を越えた“怪物対決”が実現する。
松坂は15日夕方に渡米し、球団の施設などを視察する予定。代理人契約したスコット・ボラス氏が契約金額や年俸など細部の交渉に入るが、“凄腕”と評されるボラス氏の手腕にも注目が集まる。
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ヤンキース・松井秀喜外野手の話 「松坂投手がレッドソックスに入団すれば、同じ地区なので対戦が多くなる。いい対戦ができればいいですね。両チームのライバル関係の中で戦えば、日本の大リーグファンの方々にも楽しんでいただけると思う」(共同)
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■RソックスGM、「興奮している」
【ニューヨーク=長戸雅子】米大リーグのレッドソックスが西武の松坂大輔投手の独占交渉権を獲得したことは日米同時発表となった。フロリダからの報道によると、大リーグ各チームのゼネラルマネジャー(GM)が集結したGM会議の会場(同州ネープルズ)で、レッドソックスのエプスタインGM(32)が記者会見し、「落札できてうれしい。とても興奮している」と語った。
松坂の入札は米メディアも連日大きく取り上げた。大リーグ機構が厳重な箝口(かんこう)令を敷き、提示された金額や球団名はこの日まで伏せられていた。スポーツ専門チャンネルESPNが10日、レ軍が落札した可能性があると報じ、13日にもレ軍が4200万ドル(約49億円)の最高額で落札したと伝えた。
さらに、ニューヨークのデーリー・ニュース紙は14日付で、元西武で現在は解説者を務めるデストラーデ氏が「レ軍の応札額は5000万ドルを超えている」と米ラジオで発言していたことを紹介していた。
実際はそれに近い5111万ドルという落札金額となった。だが、米国ではこの金額については発表されず、日本の記者から、この金額を聞いた米国の報道陣からは、「とんでもない」と驚嘆の声が上がった。破格の金額の背景には、レ軍の投手力が弱体化し、特に先発投手の補強に迫られていることがある。
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【プロフィル】松坂大輔
まつざか・だいすけ 1998(平成10)年に神奈川・横浜高のエースとしてチームを甲子園大会の春夏連覇に導き、夏の決勝では無安打無得点試合を達成した。ドラフト1位で99年に西武入団。150キロを超える快速球と鋭いスライダーを武器に1年目に16勝。新人王となったこのシーズンから3年連続で最多勝に輝いた。日本代表としてはアテネ五輪で銅メダル獲得に貢献。初代王者となった今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では最優秀選手(MVP)に選ばれた。プロ8年の通算成績は204試合108勝60敗1セーブ。防御率2・95。東京都出身。26歳。
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【プロフィル】レッドソックス
ア・リーグが創設された1901年に誕生。本拠地はボストンのフェンウェイ・パークで、現存する中では最古の大リーグ球場。今季は東地区の3位でプレーオフ進出を逃した。同じア・リーグ東地区のヤンキースとは人気を二分するライバル同士。最後の4割打者テッド・ウィリアムズや、500勝投手サイ・ヤング、投手としても活躍したベーブ・ルースら多くの名選手がプレーした。
だが、ルースをヤンキースにトレードした後、ヤンキースの成績が伸び始めると、レッドソックスの成績は伸び悩んだ。長らくワールドシリーズ(WS)制覇から見放され、「バンビーノ(ルースの愛称)ののろい」と言われたが、2004年に86年ぶり6度目のWS優勝を果たした。日本人では野茂英雄投手が01年に所属し、無安打無得点を達成。大家友和投手が所属したこともある。
(産経新聞) - 11月15日16時38分更新

