女子レスリングの吉田沙保里(23)=綜合警備保障=が30日に行われる世界選手権(中国・広州)の女子55キロ級で国際大会100連勝に挑む。吉田は津市(旧一志町)出身。男子顔負けの鋭いタックルが持ち味で、今大会では自身の4連覇もかかっている。【村社拓信】
吉田は5月に名古屋市で行われたワールドカップ(W杯)で、1996年から続けている国際大会での連勝を女子最多の96に伸ばした。五輪開催年以外は毎年行われる世界選手権は予選と決勝があり、今回も順調ならば4勝以上は確実で、100連勝の大台に到達する。今月21日に東京都内で行われた公開練習では「自分との戦い。100%の力を出せれば勝てると思う」と自信を見せた。
吉田は3歳から自宅の道場で元日本王者の父栄勝さん(54)の指導を受けた。13歳で初めて国際大会に出場したころは「外国人選手は体が大きく、怖かった」と振り返るが、01年の全日本選手権56キロ級準決勝で山本聖子に敗れた以降は国内でも負け知らずだ。相手の懐に素早く入り、一気に攻め込むタックルで04年アテネ五輪では金メダルを獲得した。
ロシア、カナダなど世界の強豪は「打倒吉田」を掲げて研究している。吉田は「世界選手権では過去に対戦した相手が多く、お互いにやりづらい」と話す。しかし「タックルに入る前の崩し技や片足タックルを取り入れた。いろいろな技を組み合わせてタックルに入れば、相手も分からない」と、新たな戦法を身につけた。
レスリングの連勝記録としては、1976年モントリオール五輪で優勝した高田裕司(現山梨学院大教授)が73年から78年の世界選手権で敗れるまで88連勝した。外国人では、アレクサンダー・カレリン(ロシア)が88年から2000年シドニー五輪の決勝で敗れるまで13年間、無敗を続けた。
他競技では、柔道の山下泰裕(現東海大教授)が203連勝、女子柔道の谷亮子(トヨタ自動車)が84連勝。団体競技では、日体大水球部が21年間で376連勝を記録したことがある。
吉田は08年北京五輪まで連勝記録を伸ばし、再び金メダルを手にすることを目標にしている。「外国人選手も力をつけてきた。相手に守られるとやりづらい。自分から攻めないといけない」と積極的に戦うつもりだ。
(毎日新聞) - 9月27日15時16分更新
吉田は5月に名古屋市で行われたワールドカップ(W杯)で、1996年から続けている国際大会での連勝を女子最多の96に伸ばした。五輪開催年以外は毎年行われる世界選手権は予選と決勝があり、今回も順調ならば4勝以上は確実で、100連勝の大台に到達する。今月21日に東京都内で行われた公開練習では「自分との戦い。100%の力を出せれば勝てると思う」と自信を見せた。
吉田は3歳から自宅の道場で元日本王者の父栄勝さん(54)の指導を受けた。13歳で初めて国際大会に出場したころは「外国人選手は体が大きく、怖かった」と振り返るが、01年の全日本選手権56キロ級準決勝で山本聖子に敗れた以降は国内でも負け知らずだ。相手の懐に素早く入り、一気に攻め込むタックルで04年アテネ五輪では金メダルを獲得した。
ロシア、カナダなど世界の強豪は「打倒吉田」を掲げて研究している。吉田は「世界選手権では過去に対戦した相手が多く、お互いにやりづらい」と話す。しかし「タックルに入る前の崩し技や片足タックルを取り入れた。いろいろな技を組み合わせてタックルに入れば、相手も分からない」と、新たな戦法を身につけた。
レスリングの連勝記録としては、1976年モントリオール五輪で優勝した高田裕司(現山梨学院大教授)が73年から78年の世界選手権で敗れるまで88連勝した。外国人では、アレクサンダー・カレリン(ロシア)が88年から2000年シドニー五輪の決勝で敗れるまで13年間、無敗を続けた。
他競技では、柔道の山下泰裕(現東海大教授)が203連勝、女子柔道の谷亮子(トヨタ自動車)が84連勝。団体競技では、日体大水球部が21年間で376連勝を記録したことがある。
吉田は08年北京五輪まで連勝記録を伸ばし、再び金メダルを手にすることを目標にしている。「外国人選手も力をつけてきた。相手に守られるとやりづらい。自分から攻めないといけない」と積極的に戦うつもりだ。
(毎日新聞) - 9月27日15時16分更新