日本の英雄ディープインパクト(牡4=池江郎)が出走する仏G1凱旋門賞(10月1日、ロンシャン競馬場)で、特製馬券投票用紙が使用されることになった。レース当日は仏在住の邦人、日本からの応援ツアー参加者など、4000人を超す日本人がロンシャン競馬場に詰めかけることが予想され、馬券発売時の混乱を避けるためにJRA(日本中央競馬会)が用意した。また、同レースの出走馬8頭が決定。枠順は29日に発表される。
決戦まで残り3日と迫った28日夕、フランスのシャルル・ド・ゴール空港はパニックとなった。日本からの「ディープインパクト・凱旋門賞応援ツアー」の第1陣が続々と到着。大手旅行会社3社だけで約1000人。29日にも第2陣が到着。この勢いでレース当日、ロンシャン競馬場には4000人を超える日本人が詰めかけると予測されている。
そんな「インパクト・フィーバー」が伝統あるフランスきっての名競馬場にも大きな異変を生じさせた。なんと、同競馬場内で、日本語の馬券投票用紙が使用されることになったのだ。
JRAが作製したオリジナルの投票用紙は縦15センチ、横10センチの白い紙に単勝、複勝、馬連、ワイド、3連複の項目があり、レース番号、馬番号、金額(最低2ユーロ=約300円から)を書き込んで窓口に出せば購入できる。さらに、「ディープインパクト単勝馬券」が簡単に購入できる仕組みにもなっている。「インパクト記念単勝馬券」という項目に枚数を書き込めば、単勝馬券を指示された分だけ発券してくれる。海外でこのような投票用紙を発行することはもちろん初めて。2万5000枚を用意し、凱旋門賞当日、ロンシャン競馬場で日本人向けに配布する。
この用紙を企画し、フランスギャロ(日本のJRAにあたる)、PMU(仏に8800カ所ある場外発売組織)などの協力を取り付けたJRAパリ事務所・岡野伊佐夫所長(44)は「来場される日本人は当然ながら単勝馬券を購入される。その方々のお手伝いをしたかった」と説明した。
実は、記念として単勝馬券を複数買い込む行為は日本独特のもの。これまでにも海外で日本馬が出走した際には馬券発売窓口で何度も混乱が起きていたが、今回は過去最大の“騒動”になることは間違いない。そこで考え出された苦肉の策でもある。
ロンシャン競馬場側もレース当日の10月1日は、通常午後1時から馬券販売開始のところを2時間前倒しして午前11時からスタートさせることを決定。さらに普段は閉鎖している発売窓口も特別に開けて300窓以上をフル稼働させ、日本人向け特設案内所も用意する。昨年の凱旋門賞当日の入場者は5万5000人だった。今年はその1割にも達しようかという日本人が乗り込んでくるのだから受け入れ準備に大わらわだ。
フランスの単勝馬券は競馬場、レース番号、馬番号、金額が書いてあるだけの素っ気ないもので、馬名は印刷されない。今回もJRAサイドが馬名を印字するよう要望を出し、フランスギャロ側も検討したが、コンピュータープログラムの変更が間に合わなかった。また、前日発売(土曜日)も申し入れたが、さすがにそこまでは不可能だったという裏話もある。
英雄ディープインパクトは、そのフィーバーぶりがさらに加速する中で決戦の日を迎える。
(スポーツニッポン) - 9月29日6時4分更新
決戦まで残り3日と迫った28日夕、フランスのシャルル・ド・ゴール空港はパニックとなった。日本からの「ディープインパクト・凱旋門賞応援ツアー」の第1陣が続々と到着。大手旅行会社3社だけで約1000人。29日にも第2陣が到着。この勢いでレース当日、ロンシャン競馬場には4000人を超える日本人が詰めかけると予測されている。
そんな「インパクト・フィーバー」が伝統あるフランスきっての名競馬場にも大きな異変を生じさせた。なんと、同競馬場内で、日本語の馬券投票用紙が使用されることになったのだ。
JRAが作製したオリジナルの投票用紙は縦15センチ、横10センチの白い紙に単勝、複勝、馬連、ワイド、3連複の項目があり、レース番号、馬番号、金額(最低2ユーロ=約300円から)を書き込んで窓口に出せば購入できる。さらに、「ディープインパクト単勝馬券」が簡単に購入できる仕組みにもなっている。「インパクト記念単勝馬券」という項目に枚数を書き込めば、単勝馬券を指示された分だけ発券してくれる。海外でこのような投票用紙を発行することはもちろん初めて。2万5000枚を用意し、凱旋門賞当日、ロンシャン競馬場で日本人向けに配布する。
この用紙を企画し、フランスギャロ(日本のJRAにあたる)、PMU(仏に8800カ所ある場外発売組織)などの協力を取り付けたJRAパリ事務所・岡野伊佐夫所長(44)は「来場される日本人は当然ながら単勝馬券を購入される。その方々のお手伝いをしたかった」と説明した。
実は、記念として単勝馬券を複数買い込む行為は日本独特のもの。これまでにも海外で日本馬が出走した際には馬券発売窓口で何度も混乱が起きていたが、今回は過去最大の“騒動”になることは間違いない。そこで考え出された苦肉の策でもある。
ロンシャン競馬場側もレース当日の10月1日は、通常午後1時から馬券販売開始のところを2時間前倒しして午前11時からスタートさせることを決定。さらに普段は閉鎖している発売窓口も特別に開けて300窓以上をフル稼働させ、日本人向け特設案内所も用意する。昨年の凱旋門賞当日の入場者は5万5000人だった。今年はその1割にも達しようかという日本人が乗り込んでくるのだから受け入れ準備に大わらわだ。
フランスの単勝馬券は競馬場、レース番号、馬番号、金額が書いてあるだけの素っ気ないもので、馬名は印刷されない。今回もJRAサイドが馬名を印字するよう要望を出し、フランスギャロ側も検討したが、コンピュータープログラムの変更が間に合わなかった。また、前日発売(土曜日)も申し入れたが、さすがにそこまでは不可能だったという裏話もある。
英雄ディープインパクトは、そのフィーバーぶりがさらに加速する中で決戦の日を迎える。
(スポーツニッポン) - 9月29日6時4分更新