サッカー日本代表のイビチャ・オシム監督(65)は29日、国際親善試合ガーナ戦(10月4日)とアジア杯予選・インド戦(同11日)に向けたスタッフ会議に出席。招集を見送り続ける欧州組に「今はクラブで活躍して日本のサッカーを欧州に伝えろ」と特命を課した。クラブでのレギュラーを確保させるため過密日程での招集を回避し、欧州にオシム・ジャパンの存在を知らしめる。これが俊輔や高原の未招集の真意だった。
欧州組を忘れているわけではなかった。オシム監督は欧州組について「クラブでどんなプレーをしているかは常にチェックしている。実力は分かっている」とした上で、こう言った。「もっといい(招集の)機会が来ると思う」−。
ドイツW杯16強のガーナとの試合の位置づけは「注目が集まっている試合で、選手はやる気も高いだろうが、失敗すれば大きな重圧を負う」。予選突破を決めているインド戦は「結果は重視していない。選手が違った環境にいかに適応できるかを見たい」。こうした思いで臨む2試合は、いずれも国内組で戦う。
かたくななまでに欧州組を呼ばない理由。ファンや協会関係者はもちろん、MF中村俊輔(セルティック)や松井大輔(ルマン)、FW高原直泰(フランクフルト)ら欧州で結果を出している選手本人もいぶかっているであろうオシム監督の真意が、この日、初めて明らかにされた。
「疲労が原因でレギュラーを失うことにもなるかもしれないから」。過密日程で日本と欧州を行き来するリスクを回避させたい、というのが第一要素だ。が、狙いはまだあった。「ビッグクラブで出る方が、日本のサッカーを欧州に伝えるのにいいからね」と、日本サッカーの伝道師役としての期待も抱いていた。
「欧州のメディアが、Jリーグに来ている外国人を伝えているか? 俊輔や高原が日本代表戦で活躍しても伝えるだろうか?」。日本代表戦よりも、世界最高のレベルでシノギを削る欧州リーグの方が、世界中の耳目を集める。その舞台で活躍することは、世界に存在を知らしめる同時に、大きなプレッシャーの中で選手を磨く場でもある。
欧州組には所属クラブでのプレーを最優先させ、その間に国内組の底上げをする。来年のアジア杯本大会、そして08年から始まるW杯アジア予選で欧州組が合流するとき、最強のオシム・ジャパンが誕生する。
(サンケイスポーツ) - 9月30日8時1分更新
欧州組を忘れているわけではなかった。オシム監督は欧州組について「クラブでどんなプレーをしているかは常にチェックしている。実力は分かっている」とした上で、こう言った。「もっといい(招集の)機会が来ると思う」−。
ドイツW杯16強のガーナとの試合の位置づけは「注目が集まっている試合で、選手はやる気も高いだろうが、失敗すれば大きな重圧を負う」。予選突破を決めているインド戦は「結果は重視していない。選手が違った環境にいかに適応できるかを見たい」。こうした思いで臨む2試合は、いずれも国内組で戦う。
かたくななまでに欧州組を呼ばない理由。ファンや協会関係者はもちろん、MF中村俊輔(セルティック)や松井大輔(ルマン)、FW高原直泰(フランクフルト)ら欧州で結果を出している選手本人もいぶかっているであろうオシム監督の真意が、この日、初めて明らかにされた。
「疲労が原因でレギュラーを失うことにもなるかもしれないから」。過密日程で日本と欧州を行き来するリスクを回避させたい、というのが第一要素だ。が、狙いはまだあった。「ビッグクラブで出る方が、日本のサッカーを欧州に伝えるのにいいからね」と、日本サッカーの伝道師役としての期待も抱いていた。
「欧州のメディアが、Jリーグに来ている外国人を伝えているか? 俊輔や高原が日本代表戦で活躍しても伝えるだろうか?」。日本代表戦よりも、世界最高のレベルでシノギを削る欧州リーグの方が、世界中の耳目を集める。その舞台で活躍することは、世界に存在を知らしめる同時に、大きなプレッシャーの中で選手を磨く場でもある。
欧州組には所属クラブでのプレーを最優先させ、その間に国内組の底上げをする。来年のアジア杯本大会、そして08年から始まるW杯アジア予選で欧州組が合流するとき、最強のオシム・ジャパンが誕生する。
(サンケイスポーツ) - 9月30日8時1分更新