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日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で理事会を開き、新たに部屋新設に関する規定を決定した。従来は年寄を襲名し弟子がいれば独立できたが、新規定では幕内通算60場所以上、師匠の了承を得た上で判子が必要になるなど厳格なルールを設定した。今回の新規定について北の湖理事長は「立派な指導をしてもらうために厳しくしました」と話している。

 相撲協会が部屋の新設へ大なたを振るった。これまで新たに部屋を興す資格について厳格な規定はなかった。年寄を襲名し弟子が1人でもいれば独立は認められていた。

 その結果、部屋の数は2004年に史上最高の55に膨れ上がり、現在も54部屋と飽和状態。高砂広報部長(元大関・朝潮)は「このまま行ったら部屋の数が60にも70にもなってしまう。数は今ぐらいが限度で、これ以上増えることはいい傾向ではない」と話した。

 新たな規定による資格は3点。現役時代の実績を重視し〈1〉横綱、大関〈2〉三役通算25場所以上〈3〉幕内通算60場所以上の3点のいずれかを満たすことが最低条件。さらに、独立する際に師匠の判子をもらうこと、引退後1年未満の新設はできないとある。

 北の湖理事長は「弟子を立派に指導するために厳しさが大切」と明かす。今年に入り土俵内外で相礼節を乱す行為が続発。入門から引退までの期間が短い大学相撲出身の師匠が増え、大相撲の伝統がうまく継承されずに乱れていることも大きな要因となった。力士たちには高いハードルとなったが、逆に発奮材料となれば土俵の活性化につながる。既存の部屋を継承する場合の資格は、幕内通算12場所以上か、関取通算20場所以上で変更はない。

 ◆現存師匠ではわずか 現在の師匠と現役力士の中に「有資格者」を探してみると、規定の厳しさが浮き彫りになる。 最高位が関脇以下の師匠35人のうち、幕内60場所をクリアするのは、97場所の東関親方(元関脇・高見山)らわずか9人で、大学相撲出身者では春日野親方(元関脇・栃乃和歌)ただ1人。三役を25場所以上務めたのは、東関親方と大嶽親方(元関脇・貴闘力)の2人だけ。最高位が関脇以下の現役力士では、幕内在位67場所の土佐ノ海と、三役25場所以上を経験した琴光喜と若の里の3人しかいない。大学相撲出身の玉春日と栃乃洋は、ともに幕内60場所まであと4場所必要になる。(年寄名跡取得資格のない外国籍力士を除く)
(スポーツ報知) - 9月29日10時28分更新
日本相撲協会は27日、ブルガリア出身の大関琴欧州(23)=本名カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ、佐渡ケ嶽部屋=が「琴欧洲」に改名したと発表した。「州」を「洲」に変え、読みは「ことおうしゅう」のまま。同部屋は「字画がいいということで、以前から考えていた。最近成績が低迷しているので、心機一転で頑張ってほしい」としている。
(毎日新聞) - 9月27日18時8分更新
 日本相撲協会は27日、大関琴欧州(23)=本名カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ、ブルガリア出身、佐渡ケ嶽部屋=が「琴欧洲」と改名したと発表した。同部屋によると、最近の成績がやや振るわないことと字画を考え合わせ、心機一転のために変えたという。 
(時事通信) - 9月27日14時1分更新
 さあ、この振り上げたコブシはどこにおろすのか。朝青龍の2場所連続18回目の優勝で幕を閉じた秋場所から一夜明けた25日、両国国技館で横綱審議委員会が開かれた。

 場所前、横審の石橋義夫委員長(80)は名古屋場所、大関白鵬が昇進の目安の13勝をあげたにもかかわらず、相撲協会が「1度も優勝争いに加わらなかった」として横綱昇進を見送ったことに強い不満を抱き、「われわれに諮問されなかったことは残念のひとこと。もし今場所も同じような成績をあげて諮問されないようなら横審は反旗を翻す」と明言していた。

 ところが、秋場所、その白鵬は自分の相撲を完全に見失って失速し、綱取りどころか、大関の合格ラインの2ケタ、10勝にも届かず、8勝7敗と勝ち越すのがやっとだった。結果論とはいえ、もし先場所後、石橋委員長のお望み通り、新横綱白鵬が誕生していたら、大相撲界は大恥をかいていたことになる。

 この不見識ぶりを裏付けるような成績にはさすがに石橋委員長も言い訳のしようがなく、「これじゃ、(初日の稀勢の里戦で)いくらケガをしたと言っても恥ずかしい。もう一度、振り出しから一生懸命努力してやってもらうのは当然のことだ」とため息をついた。そして帰りがけに思わず本音をポロリと。

 「オレの(委員長としての)任期、来年の1月までなんだよ。1人ぐらいは横綱を作りたかったな。残念のひとことに尽きる。今場所、国技館の帰りがけに白鵬とバッタリ会ってね。がんばれ、お前が負けた夜は悔しくて眠れなかったぞって励ましたんだけどねえ」

 委員長の個人的理由で横綱作りを左右されてはたまらない。コブシのおろし先は自分の頭にお願いしたい。
(夕刊フジ) - 9月26日17時0分更新
大相撲秋場所千秋楽(24日・両国国技館)――前日、18度目の優勝を決めた朝青龍は、白鵬を寄り倒して13勝2敗とした。

 綱取りが期待された白鵬は結局8勝止まり。

 琴欧州は千代大海を寄り切り、ともに10勝5敗。安美錦は11勝で来場所の新三役を確実にした。三賞は、不戦勝ちで勝ち越した小結の稀勢の里が殊勲賞、11勝の安馬が敢闘賞で、ともに初。技能賞は安美錦。

 十両は隆乃若が11勝4敗で初優勝した。
(読売新聞) - 9月24日19時6分更新
◆大相撲秋場所14日目 ○千代大海(素首落とし)朝青龍●(23日、両国国技館) “ツッパリ大関”の意地が大爆発した。千代大海が、2004年秋場所14日目に勝って以来、6度目の朝青龍“退治”に成功した。両国国技館で、久しぶりに座布団のシャワーを浴びると、堂々と支度部屋へ帰還した。

 「横綱戦は総決算だと思っている。持っている力をすべて出し切って勝ったのはうれしい」激しい一戦を物語るように、激しい息づかいでまくし立てた。

 場所前は大関・白鵬の所属する宮城野部屋に“出撃”するなど精力的にけいこ。だが、場所入り直前に突然、じんましんに襲われた。不安を抱えながら戦っていたが「けいこできる体力がなかったけど、気持ちの大切さが分かったよ」と、充実した表情を見せた。

 「すごい疲れたよ。明日も気を抜くことなく、このテンションでいきたいですね」。千秋楽は琴欧州戦。史上2位の長さとなる大関在位46場所目のベテランは、今場所最後の一番まで気合十分だ。

 ◆素首(そくび)落とし はたき込みから派生した技で、2001年初場所で決まり手として追加された。はたき込みは肩、背中、腕、頭頂部などをはたき落とすが、素首落としは相手の首筋、あるいは後頭部を手首や腕ではたき落とすのが特徴。
(スポーツ報知) - 9月24日8時1分更新
三十路(みそじ)にして新入幕を目前とする遅咲き力士がいる。青森県出身の東十両筆頭、安壮富士(30)=安治川部屋、本名・杉野森清寿。大相撲秋場所12日目まで6勝6敗。勝ち越せば入幕濃厚で、30歳を超えての新入幕は元前頭の戦闘竜=友綱部屋=以来6年ぶり。年6場所制が定着した1958年以降に初土俵を踏んだ中では5番目の高齢記録となる。
 12日目の潮丸戦。前みつ取って押し込んだが、はたき込まれると足が追いつかず。「急いで強引になってしまった」。支度部屋で首をひねった。だが、まだ星は五分。「あと2つ勝てばいいだけ。ああ、星勘定は駄目か」。表情は暗くない。
 青森は深浦町出身。人口1万2000人足らずだが現役関取4人を輩出する相撲王国だ。さらに師匠の安治川親方(元横綱・旭富士)は父のいとこ、西前頭3枚目の安美錦(27)は弟という相撲一族。おのずと幼時から兄弟で相撲を取り、県立鰺ケ沢高から94年初場所で初土俵を踏んだ。
 180センチ、124キロの軽量ながら、前みつを引いて食い下がる正攻法の相撲。ただ、「あがり性」でもある。「すぐ硬くなって力の半分も出し切れない。迷わず取れば、幕内でも十分通用するのに」と安治川親方。十両と幕下を行き来するうちに、3年遅れで入門した安美錦にも、7年遅れの安馬にも抜き去られた。
 2人は力を伸ばし、幕内上位の常連に。「刺激?レベルが違うよ。おれだけポツンと置いてかれてるから。弟に『右を取ったら強いんだから』と励まされるぐらいだよ」とはぐらかすが、本心は違うことをこの1年の成績が物語る。
 昨年九州場所から先場所までの5場所中、4場所で勝ち越し。特に先場所は西十両3枚目で9勝。入幕の権利を手にしながら番付運が悪く、筆頭に留め置かれた。「しばらくはけいこに身が入らなかった」。気を取り直して再挑戦。番付編成の内規では、東十両筆頭での勝ち越しは、昇進で最優先されるだけに「今度こそ」と気合も入る。
 初土俵から13年目、77場所目も残り3番。「また眠れないなあ」。緊張の毎日だが、培ってきた地力で入幕を目指す。【藤野智成】
(毎日新聞) - 9月22日17時37分更新
大相撲秋場所13日目(22日・両国国技館)――朝青龍が優勝に王手。2敗の安馬を問題にせず、2差をつけた。14日目に横綱が勝つか、安馬が負ければ2場所連続18度目の優勝が決まる。

 琴欧州は栃乃洋との投げの打ち合いを制し、栃東も安美錦を出し投げで退け、そろって勝ち越し。白鵬は千代大海の引き技に手をつき、5敗。関脇琴光喜は勝ち越した。
(読売新聞) - 9月22日21時50分更新